Lilililililiii―――――
「もしもしィ〜♥」
カチャリと音を発てて取るのは、ある番号のついている電話♥
この番号の電話はあの子専用♥
呪われた、呪われた、悪魔の子♥
この電話にかかってくるってことは、お仕事が終わったんでしょうカ♥
ほんト、ほンと、あの子の仕事は速いこト♥
ティキぽんにも、ジャスデビにも見習ってほしいんですけどネ〜♥
「ォヤ、どうしましたカ♥」
『どうしたも、こうしたもねぇだろ。任務完了』
「アァ、アリガトウごさいマス♥」
仕事が速イ速イ♥
ホント、困っちゃいますヨ、あの医者の男には♥
もうすこし、待ってくれっていうカラ待ってってあげたのニ、失敗しタト?♥
笑っちゃいまス♥
失敗したヤツなんていりまセン。代わりのブローカーはたくさんいるんですから♥
それニ、そレに、ワタシには電話の向こうの悪魔の子がいますカラね♥
必要なノは、ワタシのためニ働いてくれる玩具。動かないモノはいりまセン♥
『あ、そうそう、あとボディ一体予約ね』
「マァ♥ どうしたんですか?」
『いやさ、殺した男いるじゃん。あの家族染まりそうなんだよね。たぶん時間の問題だから用意しといて』
「わかりましタ♥」
これでまたワタシの玩具が一つ。一つの悲劇とともに産まレるのデス♥
「報酬ハ、ナニがいいですカ♥ よく働いテくれるにはなんでもシテあげますヨ♥」
『・・・・うーん。じゃ―― ケーキバイキング』
「マァ♥ そんなモノでイイんですか?ホカにほしいものとか。現金でもイイんですよ?」
『カネは使わねぇから溜まってるし。やっぱりバイキングがいい。アッチじゃ、お腹いっぱいになるまで喰えねぇし』
「はソコなしですからネ♥」
カワイイ、カワイイ、悪魔の子には大奮発しちゃいマスのに♥
願えバ、全て揃えマスよ。だって、ワタシに用意できナイものはありまセン♥
マァ、が力の所為で大食いなのハ知ってますシ、いつもどおりロードを連れてケーキバイキングに行きまショウかネ♥
『あ、そうだ』
「ン?なんですカ♥」
『イヤさ、俺が今回殺した男にAKUMAにされたやつ、アイツ壊されてたぜ』
「マァ♥」
玩具が一つ減ってしまうナンて。それハ、ソレは、悲しいこと♥
一体ダレがワタシの玩具をコワシてしまったのデしょうカ♥
『俺が来たときはもう壊された後だったし、誰が
壊ったかはわかんねぇけど』
「そうデスか、残念です♥ AKUMAが壊されルってことはエクソシストってコトですよね♥」
『でも、アッチの情報ではここら辺にエクソシストはいねぇって』
「って、コトは新しい戦力でしょうカ♥」
『その線が高い』
「マァ、はワタシの玩具を壊したヤツを見つしだい殺しちゃって下サイ♥」
『了解』
ほんトに、ホンと。を手に入れてよかったデス♥
これは、あの二体のAKUMAに感謝しナイといけません♥
造ったAKUMAが子供を育てていると聞いたトキは驚いて、失敗作を造ったかと思いましたガ、よくよくワタシの掌の中で働いテくれる悪魔の子♥
それに、ロードと遊んでくれてますしネ。アレはとっても助カリます♥
電話の向こうでパタパタ言ってイルのはワタシが改造した、教団のゴーレムでしょうカ?
そこから、送らレテくるのはアッチの情報。それはとっテモ、とってモ、仕事に役立ちまスしね♥
ホント、悪魔の子を手に入れてヨカッタ♥
「そう、ソう、。これから時間ハ空いてマスか?♥」
『・・・・?空いてるって言えば空いてるけど、まぁ、アッチに帰るのが多少遅れてもどうってことないし。どうせ俺一人だし』
「デハ、今から言う場所に来てほしいンでス♥」
『なんで、また?』
「それがデスね。ワタシたちのことを嗅ぎまわっている子供タチがいて、お灸をすけなけれバと思いまシテ♥ それにそれが終わったらバイキングに行きまショウ♥ そこで待ち合わセです♥」
『わかった』
「ではでは♥ そう言うコトで♥」
Lin♪
ワタシの手ノ中で玩具ハおどれ、おどレ。06.08.10